【タルトタタン】

この間、ふるさと納税の返礼品、紅玉が届きました🍎

毎年タルトタタンが作りたくて紅玉を買ってるんだけど、鮮度が悪くて上手に作れないことがほとんどだったので、今年は採れたてを産地直送してくれるところで買おう！と意気込んでいたら、なんとふるさと納税で紅玉があるじゃないの！！
しかも、タイミングがいいことに「ふるさと納税するからなんか好きなの選んで〜」と旦那。
そういうことなら紅玉で決まりでしょ！

長野県産の、採れたて紅玉が届いたよ〜🍎

「なになに！？
なんか僕の好きなにおいがするんだけど！」

遠巻きに見つめるトニー。
りんごは気になるけど、ダンボールはちょっと怖い笑

おそるおそる。。。

でもすっごく気になる。。。

くんくん、トニーチェック。

「これはりんご！
僕のりんごに違いねえ！」

で、このりんごをペロペロし始めるトニー🍎笑
大好だからね(*˘︶˘*).｡.:*♡
1個剥いてみんなで食べて見たら、ん〜、やっぱりちょっと柔らかい。
でも、私はりんごには超こだわりがあって、採れたて数日のバリッバリのしか食べたくないからそう思ったんだけど、旦那さんとトニーは美味しそうに食べていました。
あと、酸味はばっちり◎
傷んでいるところもないし、これが採れたてを送ってもらえる醍醐味だよね。

この紅玉で作るのは、もちろんタルトタタン。

紅玉は4つ割にして、皮と種の部分も取っておきます。

皮と種の部分はペクチンが豊富なので、これを抽出するためです。
ペクチン豊富で新鮮なりんごだと、型崩れせずツヤピカきれいなタルトタタンに仕上がります♪
レンジにかけて、こんな感じでガーゼにくるんでセット。

キャラメルを作り、バターを溶かしたらりんごと投入。
さらに、さっきレンチンした皮と種をガーゼごとギュ〜〜〜ッっっと絞って果汁を入れます。
中央の、若干赤くなっているところがそれ。
ここにペクチンがたくさん含まれます。

ソテーする、というより、キャラメル+果汁で煮ていく感じ。
煮詰めていくと段々水分が飛んできて、りんごも透き通っていい色になってきます。

キャラメル色になったりんごからバットに取り出しておきます。

薄くオイルを塗った型に、隙間ができないようにキャラメルりんごを詰めます。
りんごを煮詰めたときに余った水分も、ペクチンがたっぷり抽出されているのでこれも入れてね。
もっとも、私はりんごを煮詰め終わった後出かけてしまって、帰ってきたら水分が固まっていたので（これがペクチンの力です。）その固まったものを詰めたんだけど。

これを180℃40分、さらに事前に焼いておいたパイ生地を乗せて更に10分焼けば完成。
1晩（どころか、仕事の都合でまる1日）冷蔵庫で冷やしたら型抜きします。

ここが緊張の瞬間。
型崩れしてないかとか、スカスカ脳みそみたいな見た目してないかとか、型抜きしてみないとわからないからね💦
いつも型から抜くときに手こずるから、ツルンと取れるようオイルを塗ったんだけど、それでもりんごから出た果汁が飴化して型にくっついて取れない。。。
ペティナイフを型の周りに差し込んで、優しく剥がしつつ格闘すること数分。

するっと抜けてきたその姿は、きれいな角を保ちつつ型崩れもしていない、艶やかで完璧なお姿✨

りんごとりんごの間に若干隙間があるのが気になるところだけど、でも全然許容範囲👍
今まで綺麗な角が出なかったり、スカスカになったり、型崩れ起こしたり、りんご同士が密着していなかったり。。。と、作ってもほとんど失敗だったタルトタタン。
新鮮な紅玉使うだけでこんなに綺麗にできるなんてーーー！！！

フレッシュな紅玉さま様✨

みっちりぎっしりカラメルアップル🍎
この、ほろ苦ビターな風味がついたりんごが美味しいんだよね。

これに生クリームとかアイスを乗せて食べるのも美味しいんだけど、私はまずそのまま食べる派。
キャラメリゼされた甘酸っぱいりんごをたっぷり頬張る幸せ❤️

で、その日の夜ご飯の後のデザートとして出して、私は美味しく頂いていたら「実は今まで内緒にしてたんだけどさ」と、旦那。

「実は俺、焼いたりんご好きじゃないんだよね。」

「え？でも今まで焼きりんごとかタルトタタンも食べてたよね！？」

「でも実はあんまり好きじゃない」

というやり取りがあり。。。

「俺はあといいから嫁ちゃん全部食べていいよ。」

ワンホール全部を！？笑

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